武当山から

※11月1日から来年2月4日まで、
中国の武当山にこもって
内家拳の修行をしています。

滞在中は、メールを読めないので、メールのかわりに
よかったらお手紙をください。
住所を書いておきます。
(ただし、返信はできませんので、ご了承ください。)

Attention: Francois Du Bois

The Academy of Wudang Taoist Wushu Arts,

Zi Xiao Palace, Wudang Mountain,

Shi Yan City, Hu Bei Province,

China 442714

こんにちは。
デュボワのマネージャーの木村彩です。

突然ですが、今日のブログは本人に替わり、私が代筆させて頂きます。

というのも、武当山で修行中のデュボワ本人は
予告通りメールをほとんど使えない環境で、原稿のアップができません。

技術的には可能なのですが、向こうの武術の師匠から
「日本との連絡は絶つように。君には山の中での修行に集中していてほしい。」
との言いつけもあり、メール&ネットは一切禁止されてしまったのです。

では、なぜそんな話がここでできるのかというと、
唯一の「電話」という手段で本人から聞くことが出来たからです。
それも師匠に隠れて電話をする、というのが実状です。
電話がバレたら、また怒られます(笑)。

そうそう。前回までのブログは日本にいる間に本人が
書きためておいた原稿だったので、今回のブログから
本当に「武当山の日々」をお届けすることができます。

これから2月までこんな感じでマネージャーの代筆で
現地情報をアップしていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

****

まず、はじめに、武当山の1日は、朝5時から5時半起床で始まるそうです。
稽古が6時半からはじまるので、それまでにウォームアップを各自行います。

稽古の中身は、いきなり蹴り1時間、
八卦掌の歩行法だけひたすら1時間、
などなど過酷なメニューが容赦なく続きます。

1日中練習がつづき、その合間に休憩や食事を取ります。

稽古はスパルタ式だそうです。
基本的にできなくなってその場に崩れても、
できるまでやってくださいと、師匠の厳しい言葉や、
時には手が飛んでくるそうです。

聞いているだけでスゴイですね。

外国人であろうと何であろうと
一度学校に入ったからには、
全員平等に厳しい修行を積んでもらうというのが、
師匠の意志だそうです。

稽古の内容は基本的に八卦掌、太極拳、気功、瞑想と多岐にわたります。

これらが夜まで続いて、寝る頃にはフラフラ。
毎晩22時にはもう寝ているそうです。

そして、寝る直前に日記を書きます。
今日一日あったこと、感じたことを書き留めます。

師匠は、guan yongxingという25歳の若い男性です。
聞くところによると、かつては少林寺で禅僧だったのですが、
思うところがあり下山して武当山にやってきた、
という何やら背景を背負っている人物だそうです。

とても繊細な心の持ち主ですが、
非常に厳しい修行を強いる容赦のない側面を持ち合わせています。

ただし、稽古の時間以外は、とてもやさしいそうです。

学校にはたくさんの生徒さんが全寮制で生活をしています。
就学年齢になるとここに入学して来て、武術の練習をしながら、
学校教育も受け、高校生くらいの年齢になると卒業していく、というのが
ここの基本スタイルです。

そして、デュボワのような外部の人も受け入れています。
白人やアジア人、もちろん、中国人もいます。

修行の期間は1日、あるいは数年、とそれぞれに異なります。

食事は道教の山なので基本的にベジタリアンですが、
外国人や中国人の留学者は基本的に何でも自由に食べて良いそうです。
ただし、お酒は禁止されているので、みんな隠れて飲んでいるとか(笑)!

それでも、時々、見回りで見つかることがあるそうです。
まるで、高校生の寮生活ですね。

来週も、また練習のエピソードやそのほかの生徒さんの話などを
紹介していけると思います。

デュボワ宛ての励ましのコメントなど、大歓迎です。
すべてに目を通して本人に伝えます。

それでは、また来週お会いしましょう。

【デュボワ・メソッド・ブログは毎週木曜日更新です】

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『日本人には教えなかった外国人トップのすごい仕事術』

一見、無謀に見えるチャレンジを実現するには:その二


※11月1日から来年2月4日まで、
中国の武当山にこもって
内家拳の修行をしています。

滞在中は、メールを読めないので、メールのかわりに
よかったらお手紙をください。
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(ただし、返信はできませんので、ご了承ください。)

Attention: Francois Du Bois

The Academy of Wudang Taoist Wushu Arts,

Zi Xiao Palace, Wudang Mountain,

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China 442714

東京での今の仕事の量や、内容、責任の重さ、などを考えて、
この3ヶ月の修行計画を実行するには、とても慎重でした。
個人向けデュボワ・メソッド・スクールの運営、法人の研修、
企画中の本のことで編集者とのやりとりなど
穴を開けてはいけない仕事があまりにも多すぎるからです。

だからこそ、突発的なことをしては、信頼を揺るがしかねません。

だいたいどんな場合でもそうですが、この武当山の企画も
はじめは本当にぼんやりとしたまったく秩序だっていないアイデアだけで、
周囲のごく近い人にしか話をしていませんでした。

例えるならば、小さな苗木のようなもので、
まだ小さいうちに思わず踏んづけてしまわないよう
慎重に育てていかなくてはいけない。
でも、それがのちに大きな楢の木になるかもしれませんよね。

東京の武術の師匠である相良先生にも、今回の武当山行きについての
承諾を得ました。
いつも仕事を手伝ってくれている人が、運良く中国に旅行に行く、
と言う話をしてきたので、旅程を変えてもらって武当山に武術学校を
下見してくれないか、と頼んだのです。
向こうには武術学校がいくつかあり、その中で自分にとって
ベストなところを選んでもらえるように依頼しました。

彼女の中国からの帰国後、相良先生立会いのもと、実際に訪れた4つの
武術学校の資料と写真を見せてもらいました。

相良先生は、生徒さんの表情を見て、
いま私が通っている学校を迷うことなく選びました。
協力してくれた人も、まったく同じフィーリングでした。

ここでも、身近な人の意見を聞き入れています。

実際、この武術学校が武当山で一番古く、内家拳の学校としてもっとも優秀で
山を代表しているくらいなのですが、この時の決断はネームバリューや肩書きではなく、
エネルギーや感性でされました。

この頃から、相良先生と個別稽古を始めるようになりました。
向こうに着いたときに、恥ずかしい思いをしないように
もっとレベルを引き上げておこうと決心したからです。

わたしの元教え子の一人に中国人がいるので、彼女に依頼して
学校との事務的なやりとりをしてもらい、わたしの滞在予定や
相良先生からの推薦状などを送ってもらったりしました。
今年の1月はじめには、「お待ちしております」という旨の返事が来ました。

このタイミングで、講談社の『日本人には教えなかった外国人トップのすごい仕事術』
を一緒に出した編集者に今回の件を話したところ、びっくりされてしまいました。

と言うのも、デュボワ・メソッドが有名になりつつあり、
本来なら、今こそ日本に留まっていろいろと仕事を積極的に広げて
いかなくてはいけない大事な時期を生きている、そんな真っ最中に
なぜあえて日本を3ヶ月も離れる、などといううリスクを取るのか?
肉体的、精神的な挑戦をする、その真意を深く知りたい、
ということで、大いなる興味を持って話を聞いてくれたのです。

そこで、「これを本にされるおつもりはないですか?」と。
「日本のサラリーマンにとって、デュボワさんがチャレンジされようとしていることに
なにかの大事なヒントが隠されているような気がするんです。
普通の発想では出来ないことをしようとしている。
でも実はそこに普遍的な意味があると思います。」と。
わたしの経験のエッセンスの部分を、ビジネス書にしようという話になりました。
「僕が企画書、書きます。」

だいたいのやり取りはこんな感じでした。

企画も無事通り、この本は来年の春以降に出版予定です。

わたしも、この展開には驚きました。
まさか、こういう形でこの話が本になるとは、しかも
ビジネス書になるとは。

こうして、少しずつ、物事が前に進んでいって、
一つ一つが収まるべき場所に収まり始めていきました。
そうすることで、周りの人たちも、段々とこの企画への信頼感を
増していき、9月の末ごろには、ほぼすべての物事が解決、
処理済になって、あとは旅の準備をして出発をするのみとなりました。

少しずつ外部のクライアントにも話をすることができるタイミングに来たので
話をしていきました。

突然に聞こえるかもしれない計画も、綿密に用意をしていって
ひとつひとつ、無理の出ないようにこなしていけば、かならず
実現可能なものになってくるのです。
そうでないと、ただの「不愉快な事件」として、自分にも周りにも
嫌な跡を残しかねませんね。

【デュボワ・メソッド・ブログは、毎週木曜日に更新です

中国からもひきつづきアップしますので、楽しみにしていてください。】

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すべての始まりは、去年の9月、フランスに一時帰国していたときに
見ていたTVのドキュメンタリー番組でした。
フランスとドイツの共同チャンネルARTEで、武当山のことが取り上げられた
番組を見ながら、ふと私の中で「カチ」と音がして閃いたのです。

「私はもう長年中国武術の練習に励んできているし、
真剣に取り組んでいる。もし、武当山に行くなら今しかない。
そうでなければ、一生行かないだろう・・・。」

しかし、そんな考えはすぐに頭から追い払いました。

でも遅すぎたのです。
その考えは、すでに私の頭の中に居座っていました。

新しい方向性や新しいチャレンジが目の前に現れると、
いつもすることがあります。それは周りの近しい人に正直に話をしてみて
反応を見るのです。これは私独特のやり方です。
話をしてみて、どれだけ周囲の人たちにもモチベーションが現れるか、
そして、それがマジョリティーの反応だとわかると、きっといい方向性、
チャレンジに違いない、という判断基準にしているのです。

そういう意味では、一度、僕の慶応の教え子たちの前で講演を
してくれたカルロス・ゴーン氏の言葉に、私は常に忠実であり続けていると思います。
彼はあの時「自分の側近は、慎重に選ぶべきだ。慎重に選んだら、
あとは真剣に彼らの言葉に耳を傾けることだ。」と言ったのです。

中国滞在の話を披露するたびに、「すばらしい!」や「うらやましい!」といった
興奮しきった言葉があちこちから聞こえてきました。
母でさえ、今まで自分を成長させるために自らに課した課題の中で一番
素晴らしいアイデアだ、と言ってのけたのです。

すべての信号が青になりました。

そして、この3ヶ月という長い留守を実現するべく、少しずつ準備をしはじめたのです。
東京でのあわただしい毎日から抜け出し、3ヶ月間まったく別の世界で
別の時間の流れで生きるには、それなりの周到な準備が必要となってきます。
ひとつひとつの東京での活動を吟味して、どうカバーするか、
どうこなしていくか、どう問題をクリアするか、いちいち真剣に検討していきました。

次回のブログでは、どうやって具体的に計画を進めていったかを
お話しましょう。

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