※2008年11月1日から2009年1月末まで、
中国の武当山にこもって
内家拳の修行をしています。
こんにちは。
マネージャーの木村です。
さて、今日のブログをもって、わたしの代理更新も終わりそうです。
というのも・・・・
いよいよ、デュボワ本人が帰ってきます!
長いようで短いようで、
簡単に一言では表現しきれない、
山あり谷ありの3ヶ月が終わろうとしています。
ちょうど、その節目となるように旧正月がやってきました。
25日(日)から26日(月)にかけての旧暦大晦日&元旦には
学校に残っている師匠や指導員、そして生徒達と、
夜を徹しての大宴会だったそうです。
そして、午前2時を過ぎた頃に、みな、練習着に着替えて・・・・
いつも稽古をしているお寺「紫霄宮」に繰り出して、
新年の祈祷をして回ったそうです。
新年は、お寺も夜中でも開放してあるみたいです。
(日本と同じですね。)
いくつものお堂があるので、全てのお堂を巡って1時間半ほどかかったと
言っていました。
そして、そのまま学校に戻って宴会を続ける者もいれば、
デュボワのようにフラフラになって3時には寝てしまう者と
それぞれの新年を迎えたようです。
26日の夜も、再び、宴会です。(当然。)
そして、明けて27日、旧暦元旦2日目。
正月休みということで稽古がないのと、帰国が迫っているので
一人、山に登って、この3ヶ月を共に過した山とお別れをしてきたと
言っていました。
南岩(ナンニャン)という山の中腹にある場所が
武当山山頂への入り口のような役割を果たしている村なのですが、
そこまで上がって行って、この3ヶ月の稽古で使った場所、
練習内容をひとつひとつ思い出しながら、
心の中で山に別れを告げてきたと。
「感傷的になってしまうけど、余りにもたくさんの出来事があったから
仕方がない。」と本人が言っていました。
いい時もあれば、本気で帰国したいと言って、国際電話で
何時間も何日も議論をした事もありました。
師匠とも何度も腹を割って話し合ったり、
稽古仲間とそれぞれの心情を吐露しあったり。
どうにか決められた滞在期間をまっとうさせようと、
師父がいろいろと心を砕いて声をかけてくれたこともありました。
それは、一度決めたことはやりと通す、という意味で引き止めようと
したのではなく、その時のデュボワの精神状態を見ての師父の判断でした。
常識では考えられない不思議な出来事が山では起こり、
はじめはそれをどう受け止めていいのか戸惑ったり、そのうちに
あるがままに受け止めるようになれたり、
稽古を通じての肉体的な上達のみならず、精神的な広がりを
獲得していく様を、東京からモニタリングしているこちらには
時々刻々と伝わってきていました。
しかし、本人は、現場にいる当人ということもあり
まだまだ自分の成長ぶりを客観視できていないと言っていました。
それも当然だと思います。
体験してきたことがあまりにも大きく、強烈なために、
それらがゆっくりと消化されて、腑に落ちて糧になるまでには、
しばらく時間がかかるものと思います。
東京のような大都市特有のリズムに、どうやって自分のリズムを
合わせなおすのか、それもまた本人にとっての新たな修行になると思います。
帰国を目前にして、デュボワが師父に対してこういうことを言ったそうです。
「自分は根っこを引き抜かれる、大きな木になった気分だ」と。
「分かっている。」
それが師父の答えでした。
◆◆
さて、来週は、いよいよ本人更新に戻ります。
武当山から戻っての第一声は、いったい、どんなものになるのでしょうか。
◆◆
お寺の中にある建物の中庭。
かなり古い建築物です。
タイムスリップしたような空間です。


3ヶ月過した部屋と、窓からの眺め。

武当山武術学院、外観。

武当山の月。

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フランソワ デュボワ。
東京在住。
作曲家・マリンバソリストと、キャリア教育の仕事をしています。