デュボワ・メソッド・ブログ

キャリア・デザインのトレーニングメソッド:「デュボワ・メソッド」にまつわる公式ブログ

Archive for 8 月, 2009


人の手

夕方、仕事の合間に、武術の稽古をしていたときのことです。
ふと、コンクリートの地面に目をやると、一匹のコガネムシがよたよたと
歩いています。

あまりにも弱っていたので、思わず「これはいかん」と思って
手元にあったペットボトルの水をこぼして、コガネムシが水を飲めるように
浅い水溜りをつくり様子を観察してみました。

水溜りの突然の出現に、コガネムシはしばらくじっとしていたので、
指でちょんと押してみると、ようやく飲み始めました。

しばらくすると、またじっと(あるいは、ぼーっと?)してたたずんでいます。
なんだか、だんだんと弱ってきているんじゃないかと
こっちは心配になります。

いっこうに水を飲みつづける気配がないので、気になって、ちょんと再び
背中を押してみます。
すると、思い出したようにまた水を飲み始めます。

稽古をしながら、ときどき、コガネムシの様子を見に来ます。
相変わらず弱弱しく、水を飲んでいるのか飲んでいないのか良く
わからない状態で、そのうち、水が乾いてきてしまいました。
新たに水を流してやって、背中をつつくと、また飲みだしました。

1時間半くらい、稽古をしながらコガネムシの様子をずっと観察していました。
そのうち、水を飲み終えてまたよたよたと歩きはじめます。
コンクリートのつづく場所から土のあるところまでは、
まだまだずいぶんと距離があります。
そこで、葉っぱを一枚拾ってきて、それをコガネムシの前に差し出すと
うまく乗っかってきました。
そのまま、土のあるところまで運んでやったのですが、
稽古のためにちょっと目を離した隙に、どこかでに行って消えてしまいました。

さっきまであれだけよたよたと歩いていたのに、突然消えたということは、
空を飛んでいってしまった可能性もあります。
とにかくあまりの早業にびっくりしてしまいました。

あのときのコガネムシが、僕の手によってあと何日かだけ命永らえた
だけかもしれません。
人間の手による手助けは、ときにはおせっかいだったり
邪魔だったり、あるいは役に立ったり。

人間社会とおなじだな、と思ってじっと見ていました。

自分ひとりではどうにもできないことが起こると
周りが協力をします。
そんな手助けの一つの手段として、
デュボワメソッドも存在することができたら
と思う出来事でした。

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若手社会人のライフマネージメント

先日、慶応大学の教え子で今は社会人をがんばっているY君と久々に
食事をしました。

「ためになるから」という理由で、僕の大学のキャリアマネージメントの講座を
2年連続で履修して、学生の間に仲間と起業をしていろいろと苦労をした末に
一度会社をたたみ、「社会勉強してきます!」と、卒業後は大手企業に
勤めています。

だいぶ会社生活にも慣れて、会社の中の人間関係や
仕事の中身についていろいろと話をしました。

社会人を何年かやっているとそろそろ理不尽な人事や、
デキナイ上司への文句も出てくるし、
会社のセクションごとに文化が違う、売り上げ規模が違う、
仕事のやりがいのあるなしなど、現実的なジレンマ話も
どんどん出てきます(笑)。

おかしい、理不尽、割りにあわない、なぜあんなできない上司が、
仕事の中身が、など、たくさんの悩みや葛藤を体験していく時期にいるときは
それなりに体力や気力を消耗します。

Y君は、まさにそういう時期の真っ只中にいるようです。

元気いっぱいだった学生の頃に比べるとやや疲れている感じが
しますが、僕からすると想定内のものなので、あまり心配はしていません。

彼はわりとしっかりと自分を見ることができるタイプなので

ライフマネージメント能力の高い部類です。

人が世の中で活躍する時間はとても長いものです。
その長い時間の中で、多少、元気がアップダウンすることは
人間らしい動きだし、それをものすごく気にする必要はないと思っています。

しかし、一番危ないのは、ダウンし始めた元気がそのままどんどん下り坂に
なるのをほったらかしにする「ずさんな感覚」です。

Y君はそういうずさんなことはしないので、心配はしてませんが、

忙しいと、日々の元気の無さの蓄積を
無視してしまいがちになります。

きょうのちょっとした無視が、

明日もあさっても、そしてずっと続くと、

いつか、取り返しのつかないことになります。

いつかいざ活躍する出番が回ってきたときに
まったく動けなくなってしまっては遅いですよね。

それほど悔しいことはないでしょう。

ライフマネージメントには、ちょっとしたロングスパンの

時間の意識も必要になってきます。

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はじめての夏合宿

先週末、御岳山(青梅市)で、23名を引き連れて
武術の合宿をやってきました。

武術といっても、格闘系の激しいものではなく、
気功・太極拳のような穏やかなものです。

身体のケアと心のケアは連動しています。

デュボワ・メソッドでは、つねに心身の状態を把握する
ことが自分のパワーの源である、という話をしていますので、
こうやって気功や太極拳を通じて、自分の身体の動くクセや
心のクセを知ることはとても良い訓練につながります。

いつも日曜日に稽古をしている人のほかに、
僕とまったく面識のない方も大勢混じってくれていて
(本やブログを通じて、情報を知ってくれたそうです。)
新たな交流の場にもなって非常に有意義でした。
まったくの初心者も3割くらいいましたが、まったく問題ありませんでした。

2日間、自然の中でたくさん身体を動かして、
たくさん食べ、飲み、そして眠り、
このうえなく健全な生活をして山を降りてきました。

2日目の朝は、6時に山の中で身体を起こす瞑想をしました。
気持ちよかったですよ!

驚いたのは、たったの二日という時間だったにも関わらず、
初心者をはじめ、全員が驚くほど上達したことです。

何かに集中して取り掛かることで、人間の身体はこれだけ
応えてくれるのを間近に見て、本当に充実した気持ちになりましたし
開催してよかったです。

大好評だったので、秋に第2回目を開催します。
詳しくはまたいつか。
お楽しみに!

普段、日曜日に稽古をしています。
興味がある方は、メールで知らせてください。

info@d-pr.jp

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『デュボワ・メソッド・スクール』8月16日(日)スタート

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山の上で太極拳

体育館もあります 。これは気功をやっているところ。

食事:ぜんぶ、おいしかった!

夕食のあと、お酒を飲みながらピアノを弾いたり。

集合写真。ちょっとかっこつけてポーズを取ってみました。

僕が着ているのは、道教の伝統的な衣装と帽子です。

映画みたいですね(笑)。

宿からの眺め!霧が晴れると、横浜まで見えるそうです。

アカデミーヒルズの看板講座:100回目を迎える!

8月2日(日)は、僕にとって特別な日でした。
デュボワ・メソッド生誕の地である六本木ヒルズで、
記念すべき100回目の講座が開催されたのです!

この講座が誕生するきっかけになった
2004年の2月のことを今でも覚えています。

アカデミーヒルズの学長のオフィスで話をしたのがその頃で、
僕が慶応で開講した「パーソナル・キャリア・マネージメント講座」の
コンセプトに基づいていました。
ただし、対象は学生ではなく社会人中心です。
肩書きに関係なく、若手から経営者層に至るまでの
様々な階層の人が混じっての楽しいクラスでありつつ、
キャリアについて、人生について大きく成長できる、
そんな画期的なクラスにしたい、という壮大なリクエストを
もらったのです。

クラスの目的は、「人生のマネージメント能力を上げること」。

通常のアカデミックなクラスとは異なり、
作曲家が開催するクラスらしく音楽を取り入れてくれないか
というリクエストも盛り込まれました。

アイデアが生まれてから、5ヶ月ほど準備期間を設けて、
創造性とユニーク性を盛り込んだ内容に仕上げて行きました。

講座にはフィジカルエクササイズ、音楽エクササイズなど、
驚くようなメニューが並んでいますが、それぞれに
きちんとした理由があって構成されています。

身体意識を上げることを目的の一つとしているフィジカルエクササイズは、
僕のカンフーの師匠である相良先生の協力を得て構成されました。

また、内面への集中と客観視、同時に複数のことに集中する
訓練でもある音楽エクササイズは、
僕が昔アフリカ経験したことがベースになっています。

そうしてはじまった第1回目講座は、2004年の7月でした。

アカデミーヒルズの塾長は僕の腕をはじめから信頼してくれていましたが、
どういう講座運用なのか知るためにDVD撮りが行われました。
最初のクラスは10名ちょっとからスタートしました。
2回目か3回目の時に、「日経ウーマン」の取材が入り、
「デュボワ・メソッド」がメディアで紹介されるきっかけとなりました。

それから2年間は毎週末、ヒルズで講座を開催するようになりました。

しかし、ヒルズとは別に「デュボワ・メソッド・スクール」を自分で立ち上げて、
どんどんと忙しくなってしまったために、今は月に1回の開催に控えています。

さらに、「デュボワ・メソッド・スクール」では様々なテーマとバリエーションで
2時間半の本格的な連続講座を開催しているのに対し、
アカデミーヒルズでは2時間の体験版を開催する、
という住み分けをしています。

おかげさまで、ヒルズでもセミナーを重ねる度に高評価を頂き、
デュボワ・メソッドはアカデミーヒルズの看板講座に成長することができました。

そして、先週、ついに100回目を迎えました!

第1回目の時は、講師も僕一人だったのが、今では講師が4人に増え、
候補生一人、修行中の人が一人、と賛同者、実践者が確実に増えてきています。

1回目に出席してくれた人が、100回目のお祝いに駆けつけてくれたり、
歴代や新しい受講生からお祝いの花束やプレゼントをくれたりと、
本当にいい記念講座になりました。

セミナーの内容も、この5年間でずいぶんと進化してきました。
それは教える側である僕自身の成長や進化とリンクしていますし、
受講生がこちらに求めるものもどんどんと高くなってきているからです。

8月16日(日)から、「デュボワ・メソッド・スクール」で
また新しいクラスが開始します。
こちらのクラスは、ほかの講師ではなく、僕が直接指導するものです。

「ライフ・マネージメント」をもっとうまくやりたいと感じている方にぴったりの講座です。

それから、101回目のヒルズの体験講座は
9月6日(日)13:00~
です。

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ただいま、日本

ようやく日本に戻ってきました。
更新が遅れてごめんなさい。

今回の中国滞在は、今までの中で最も学びの多いものだったかもしれません。

それは武術レベルでもそうですが(もちろん、前回の3ヶ月の滞在でも衝撃的な
体験とともに大きな学びもありましたが、今回は、それがさらに深まったことで
「学びが多い」と表現しています。)こんにちの中国社会の現実について、
また、道教の考え方についてもいろいろと知ることになりました。

肩書き授与のセレモニーも無事に行われたのですが、
なんと出発の日の超早朝に行われたのには面くらいました。

様々なことが二転三転していくうちに、まったく予想のつかない毎日を過ごすことになり、
「最終日の朝8時にセレモニーを執り行います」という通達があったのです。

事務局の女性も含めて、全員が正装をした中、
自分もこの日のために特別に仕立てられた衣装と帽子を被って臨みました。

道教式のお参りをして、お線香を上げ、師父から道教の経典を、
そして学院長から証書と白装束を授与されました。

そのときの写真をいくつか載せておきます。
少し緊張しているのが分かります(笑)。

セレモニーが行われた紫霄宮は、太極拳発祥の地と言われている由緒ある場所です。
現在、このお寺があるために、武当山自体が世界遺産に指定されています。
武当山武術は非常に長い歴史を誇り、禅寺の少林寺と並んで
武術のメッカとしてその名を世界中にとどろかせています。

その場所で、このようなセレモニーが行われるとは
しばらく前の自分は夢にも思わなかったでしょう。

前回は真冬の風景でしたが、今回は緑の濃い様子がよくわかります。
映画『グリーン・デスタニー』の撮影場所となったところですが、
その面影がありますね。

セレモニー終了後、麓の友人宅で大馳走をふるまってもらい、
今回は電車でXiangfanまで向かいました。
そして、そこから国内便で上海に飛び、一泊して翌日、
東京に飛びました。

不思議なことがたくさん起こり、
たくさんのことを見、聞き、学び、そして新たに成長を実感する2週間でした。

2日(日)の朝は、さっそく、武当山武術の稽古を再開して、
午後はアカデミーヒルズでデュボワ・メソッドの記念すべき
100回目講座を開催します。

よかったら遊びに来てください。

アカデミーヒルズで一番長い講座!
『デュボワ・メソッド講座:ライフマネージメント能力』

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