デュボワ・メソッド・ブログ

キャリア・デザインのトレーニングメソッド:「デュボワ・メソッド」にまつわる公式ブログ

Archive for 10 月, 2009


あれから1年

去年の今頃、ちょうど、飛行機に乗って知らない世界に
飛び出そうとしていました。
行ったことも見たこともない、
中国湖北省を目指して完全なる冒険の旅に出ようとしていました。

稽古中の中国武術をさらに深め、技を磨くための修行の旅でした。

そして、多くの方がご存知のように、
向こうでは厳しい日々を過ごすことになりました。
両手の指と耳の凍傷、背中の故障、腿の肉離れ、
そして、帰国後4ヶ月にわたって歩行が
困難になるくらいの膝の激痛。

要するに、修行中も修行後もまったく自分の思う通りに何一つ進まない、
「一寸先は闇」の時間を過ごしました。

それでも、あの日から1年が経とうとしている今日、
今までの出来事をすべて振り返ってみると
不思議なことに良いことしか見えてこないのです。

武術のレベルは飛躍的に伸びましたし、
体力も以前とは比べものになりません。
そして、外国人としてはじめての肩書きを頂き、
中国の武当武術学院の日本支部を任されることになったのです。

決して自慢をするためにこれらの話を
書き並べているのではありません。

むしろ、人は動けば結果がついてくる、
ということの具体例としてお話しています。
少しでも励みになればと思っています。

近年、日本社会全体があまりにも慎重になり過ぎている。
人々は自己評価を低めたり、客観的ではない基準で勝手に自分を
評価する傾向があります。いったい誰が決めたのか、
ここまではできるけど、そのあとは無理、など。
あらゆる物事において、天井を設けてしまいます。

しかし、こういう生き方をしていると
人は早く老け込み、せっかくの可能性の芽を
殺してしまうだけです。

例えば、僕も中国に行くべきではない、あるいは
行かずに済ませる理由は五万とありました。

①こんな極端な修行をするには、年齢が高すぎる

②当時、本を2冊ほぼ同時に発売したばかりでした。
まさにプロモーション業務に勤しむべき時期で、
日本を離れている場合じゃない。

③僕がいなくなればデュボワ・メソッドの講師活動が
止まってしまう。
スクールの講座だけでなく、法人向けの研修もすべて。

④会社の取締役として、経営陣として日本を長期間
離れるわけにはいかない。

でもこれらの理由があったからこそ、
この場を離れようと決心しました。
東京の環境に守られすぎている自分を実感したからです。
そして、それよりも自分の中に眠る新しい感覚を
引き出したかったのです。

表面的な判断だけで世界を知ったつもりになると、
隠れたポテンシャルを見逃します。
それはあなた自身の成長に大きくかかわることです。
動いて、さらに深い部分まで探りに行って初めて
何かの拍子に「カチ」っと動き出すきっかけが現れます。
経験が蓄積されてはじめて実現可能となるものがあります。

実は障害が目の前に現れて、はじめてあなたの得意技が何なのか、
どんな力を持っているのか、が明らかになります。

そうでない限り、ただの想像や期待でしかないし、
あなた自身の理解の限界に到達してしまいます。

人生をさらに面白くするには、動くしかないのです。

障害を避けるよりも、歓迎してください。
なぜなら、その障害だけがあなたの力を伸ばしてくれるし
人生の意味合いや秘密を教えてくれるからです。

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Back to Tokyo

こんばんは。

今日、無事に10日間のフランス滞在から戻ってきました。
今回は休暇とは程遠い毎日だったので、東京に戻ってきて
どっと疲れが出ています。

もちろん、楽しい時間もありました。
姪が妊娠中で、パートナーと一緒に新しい家に引越したのを見に行きました。
彼女はことあるごとにアドバイスを求めてくるくらいに近い存在で、
娘のようにかわいがってきた1人です。

彼女の新居は僕の実家から車で15分くらいのところですが、
とにかく田舎なので広くて日当たりのいい家です。

山並みが見える素敵な景色もあって、
都会暮らしの僕からすると、非常にうらやましいです(笑)。

姪のパートナーで、生まれてくる赤ちゃんのお父さんとは
初対面でしたが、僕と会うのになかなか緊張してました。
というのも、「日本で活躍している叔父」の話はさんざん姪から
聞かされていたので、いったいどんな人なんだろうと思っていたそうです(笑)。

非常に優しい人でした。
姪もその言葉を聞いて、ほっと一安心したようです。

それと、12年ぶりに従兄弟と伯母にも再会しました。
叔父はエールフランス管轄下で、シャルルドゴール空港のセキュリティーを
管理しているトップです。また、関連会社の社長も兼任しています。
大食漢なのでかなり横幅がある男なのですが、ものすごくエネルギッシュです。
彼とは二晩かけて大いに語りましたね。

社会的な地位が上がれば上がるほど、若い時の価値観を
そのまま使うことに、どうしても無理が生じてくる。
それは新しい責任が発生することにより避けては通れない道だ、
というようなことを、それぞれの立場を省みながら語りあいました。

さて、今回帰省した一番の目的は、家族の面倒を見ることでした。
それというのも、もともと体調の優れなかった父が、3週間ほど前に
危篤の危機に陥り、一命を取り留めたのは良いのですが、
そのあとの日々のリハビリやら、介護をする母のサポートをするなどで
毎日動いていたのです。

それにしても中国武術を通じて体得した知識が、
今回ほど役に立ったことはないです。
父の凝り固まった全身の筋肉をゆっくりと解していき
必要なつぼを刺激しながら、少しずつ全身の感覚を
取り戻していく作業を毎日続けていきました。
その甲斐あって、母いわく「任務成功!」とのこと。

それと、もうひとつ気をつけていたのが、母のことです。
病人を毎日、24時間体勢で介護する立場にいる彼女の
背中にかかる重みは、やはり相当なものがあると思います。
そんな彼女の支えにもなれるよう、いろいろとできることをしてきました。

デュボワ・メソッドは、こういう日々の絶え間ない問題でこそ
使えるように、自分の人生のためにも開発したのだな、と思う瞬間です。

どんな状況でも、自分の持っている知識や力のベストの部分を
提供できるようにありたいですよね。
そのためにも、自分の体力や気力が充実していることの
重要性を身に染みて感じています。

それにしても、さすがに今回の帰省は骨が折れました・・・。
僕もふつうの人間ですからね。

さ、明日からの仕事に備えて、休みます。

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実家の近所の風景。すっかり秋です。

姪っ子とパートナー。いいカップルです。

姪っ子の新居。手前の部分(1&2階)。

2階の子供部屋からの眺め。

いいですねー。

1階のリビングの様子。

梁と壁の色が明るくていいですね。

姪のかわいがっている子猫。

とてもいい性格をしています。

大食漢の従兄弟と(笑)。

ある日の買い物。

ある日の買い物、つづき。

典型的な家庭料理。

実家

いま、フランスの実家に来ています。

家族のサポートをするために、
毎日いろいろと家の中の手伝いをしています。
ということで、今週のブログ更新は、ちょっとお休みです。

ちなみい、こちらは朝は0度でとても寒いです。

また次回お会いしましょう!

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御岳山合宿を終えての感想

先週末、武当派武術の2回目合宿を御岳山で開催してきました。
参加した方の声によると、
1回目の夏合宿よりもさらに充実していて、本当にいいデキだった!
と言うフィードバックが多かったのがとてもうれしかったです。

今回の成功の要因を振り返ってちょっと考えてみました。

前回の夏の合宿ではさまざまなバラエティーに富んだ
メニューをこなそうとしたのに比べて、今回は
練習のバラエティーを少なくして、むしろひとつひとつの
稽古を深めるスタイルにしてみました。

ある程度できるようになるまで、徹底的に繰り返すスタイルです。

さらに、今回はアシスタントを2名任命しました。
二人とも、もともとデュボワ・メソッドのクラスを修了していて
そのうち一人は講師の資格も持っています。
さらにその前の週に、武当山修行をして修了証をもらって
帰国してきたばかりでした。

彼女たちにある程度の責任を任せることで、
さらに本人たちの成長にも役立つ経験になれば、
と願っての任命です。

結果的に、彼女たちの活躍ぶりも今回の合宿がさらに良くなった要因の
一つだと思います。

それと、僕自身も前回に比べて変化していることに気がつきました。
武術への理解度や稽古の量、それに伴う技量、
そして指導するときに持つビジョンなどが、
前回に比べてさらに進化しています。

その成果は、たったの2日で参加者全員が
大きく進歩したことことに見られます。
これは本当にうれしいことですよね。

しかも、今回の合宿では遠路はるばる四国や大阪から参加してくれた
方もいて、みなさんの行動力や熱意にも心動かされました。

気功や太極拳の練習を通じて、ニュートラルな自分のあり方を
見つける。自然で、力の入りすぎていない状態を探り、
いつでもそうあれるように練習する。
これはデュボワ・メソッドでも同じコンセプトです。

今回得た感覚や感情、感性を、ぜひ、身体と心の深いところで
覚えていていただけたらうれしいです。

それでも、人間は忘れる生き物。
だからこそ、毎日の練習が欠かせません。

どんな疑問や壁でも、最終的な答えや解決方法は
自分の中からしか出てこないのと同じように
気功や太極拳も外形的な型はいくらでも教えることができても
中身を練りこんでいくのは、自分たちひとりひとりの
稽古の成果でしかない。

そもそも人生って自分で作るものなんですよね。
究極の手作り作品です。
だから、命を守るのも自分の手で。
情熱や方向性などを守るのも、自分の手。

僕は人間が持っているさまざまな力や
行動力にいつも感嘆しつづけてきました。

人はこんなことができるんだ。
こんなすごい力を持っているんだ。
自分を引っ張っていく力ってすばらしいですね。

そういったことを武術の稽古を通じて、
あるいは普段のデュボワ・メソッドのクラスを通じて
いつも伝授しているつもりです。

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クリスタルボールの新しい使い方

今週も更新が金曜日になってしまいました。

僕とグループを組んで演奏してくれているマリンバ奏者の
村松友里愛さんの新居におじゃましに、2日前、朝霞まで行ってきました。

目的は、彼女が一年ほど前から演奏をはじめたクリスタルボールの音を聴くためです。

カメラを持っていってなかったので、
ここで写真はアップできません。
どんな代物かは、ネットで調べてみてください(笑)。

クリスタルボールとは、その名の通り、
クリスタルの粉を固めて作ったボール形の楽器です。
雪のような白色をしています。
業務用の巨大な寸胴鍋くらいの大きさのものから
小さなものまで様々なサイズがあり、低い音ほど大きくなります。
そして音程が身体の各チャクラに対応しています。
もともとは、ヒーリング専門の楽器として誕生したものらしいので、
そういう構造になっているのですが、こういった性質で存在するものなので、
いわゆる音階を使って「音楽演奏」にはほとんど使われないそうです。

それをあえて、僕は今回音楽用に使うことにチャレンジしようと思いました。
ちょうど、友里愛さんは七音揃えています。

演奏するときは、スエードを張ったバトン状のものやゴムでできたバチで
軽く叩くか、周囲をなぞっていきます。
見た目の通り、結晶の細かい粒が鳴り響くような透明な音がします。
なぞるように弾くと、バイオンが部屋中に鳴り響きます。
二つの音を同時に響かせると、一音のみの時とは違った響きかたをします。

ちなみに、クリスタルボールの中に水を入れて、
しばらく演奏してからその水を飲んでみると、
水の粒が元気になって味が変わります。
これもちょっとした遊びです。

楽器の特性として、一音一音があまりにもピュアで存在感がありすぎるので、
通常のメロディー演奏では使えないのです。
それをどうやって使いこなすか・・・。

彼女のデモンストレーション演奏を、じっと床に座って聴くこと数分。
だんだんと音の特徴を捉え初めて、突然、何をどうすればいいのか閃きました。
そのままクリスタルボールの前に座り、試し弾きを繰り返し、
友里愛さんに演奏方法を披露していきました。
つまり、シークエンスをいくつか決めてそれらを繰り返し弾いていく
パターンがもっともふさわしいと感じたのです。
そのままその辺にあった裏紙に急いで五線を引いて、音符を書き付けていきました。

その場にあったアフリカのバラフォンでリズム構造を与えつつ、
いまのパターンでクリスタルボールとの即興セッションもしてみました。
かなりいい感触です。

彼女もなかなか腑に落ちたような感触を持ったようです。

ということは、僕に課された課題は一つ。
作曲です。

いつでもそうなんですが、目の前にある楽器のクセや特性を知ることで、
たとえば使いづらかった部分が、逆になくてはならない部分に変わるものです。
これはビジネスでもそうだし、人間関係、あるいは、ほかでもまったく同じことが言えますね。

ようは常に探求する心を捨ててはいけない、ということでしょう。

今週末は、いよいよ御岳山で合宿です。
大自然の中で身体を動かしてきます。

ではみなさん、良い週末を。

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