音楽活動、ふたたび

まだ確定ではありませんが、しばらく、離れていた音楽活動に
ふたたび、取りかかると思います。
そのうち、またお知らせできればと思います。

実を言うと、音楽業界のある種の人間との付きあいに、
いい加減に嫌気がさして、距離を置くようになったのが、
表だって音楽活動をしなくなった理由です。

芸術家として目ざすものと業界の人間との折り合いの悪さの話は
古今東西、存在しつづけてきて、いまに始まったことではありませんが。

そう思ってずっと自分からは歩み寄ることはしなかった、あるいは、
むしろ、意図的に離れていたのですが、音楽の方からひたひたと
僕のほうに距離を縮めはじめてきているようで、なんだか面白いことに
なっています。

また、そのうちお話できるでしょう。

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太極拳が教えてくれた人生の宝物-中国・武当山90日間修行の記

(講談社文庫)


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マリンバ教則本にまつわる、昔ばなし

私がマリンバソリストを目指し始めたのは、23才の頃です。

当時は、打楽器の中でもマリンバの存在はあまり目だたず、ひっそりとした存在だったのに目をつけて、なんとかこの美しい音色の楽器を世に広めたい、と若き音楽家らしい気概でもって市場に乗り込んだのです。
ただ、マリンバそのものの知名度を上げ、さらに私のソリストとしての知名度、また作曲した作品も世に広く知らしめるには、後輩の音楽家たちにも楽器そのものを学ぶ手段も同時に提供した方が良いと考えて、「マリンバの教則本」を書こうと思いついたのです。

当時、マリンバ専門の教則本は、存在していませんでした。
僕をはじめ、みなほかの楽器の教科書を転用して学んでいたのです。
マリンバソリストとしてキャリアをスタートさせたての頃、ドイツのSONORという打楽器会社が、社長直々の命で、スポンサーになってくれました。
このSONOR社の流通をフランスで担当していたのが、LEDUCという会社で、ここは音楽出版も手広くやっていたのです。
そのことに目をつけたSONOR社長は、「だったら、フランスのLEDUC社から、君のマリンバの教則本を出したらどうだ?いいプロモーションになるよ。」
と話が進んでいったのです。

こうして、マリンバの教則本書きが始まりました。
それは、長い長い苦闘の始まりでもあったのです。

僕の当初の考えでは、「シンプルで、誰もが学びやすい、小品のような教則本にしよう」というイメージを元にはじめたのですが、書いているうちに、どんどんとその難しさに直面していったのです。しかし、いったん、はじめてしまった大仕事、そうそう簡単には手を引きたくありませんでした。僕のマリンバソリストのキャリアを賭けて、書き上げようと思い、くらいついていったのです。

書き始めて4年ほどが過ぎました。

パリのコンセルバトワールの、教義のトップ(当時)(コンセルバトワールのNo2)に会いに行き、二人で部屋に1日じゅう閉じこもって、僕の教職本の評価や意見をしてもらったのです。音楽家の、そして教授である大先輩に目を通してもらうことで、さらに作品の質を向上させよう、というのが目的でした。

そこで彼からもらった評価は「稀に見る、すばらしい作品だ!」というもの。
そして、さらに、僕がLEDUC社からこれを出版してもらう“はず”になっている事を知らずに「私はLEDUC社の出版部門のスーパーバイザーをしているので、出版の話をつけてあげましょう。」と申し出てくれたのです。
そこで「実は、LEDUC社から出版する話は、ずいぶんと前からあって、それがきっかけでこの作品を書き始めたのですが、1年ほど前から、理由もなく、どんなに手を尽くしても、社と連絡が取れないのです。直接、オフィスに行っても担当者不在と言われてしまって・・・・」と、複雑な背景事情を説明すると、先生は「いいから、私に任せておきなさい」と。

2−3週間して先生から連絡があり、彼の自宅にお邪魔すると、「悪いけど、あの話は私ではどうにも助けてやれない。私にはどうしようもない政治的な理由があって、力になってやれないのだよ。」と。
これは、作品のクオリティーとはまったく関係のないところで決定した話でした。

長い年月をかけ、さらには巨匠に太鼓判まで押してもらった作品が出版されない。
この最悪の結末を、そのままにしたくはありませんでした。

当時、まだ結婚をしていなかったのですが、一緒に仕事をしてくれていたガールフレンド(のちの妻)が、手書きの教則本の原稿を持って、パリ中の音楽出版社にばらまいてくれたのです。
どこか一社でいいから、引っかかってくれないか・・・という希望をこころに。

しかし、待てど暮らせど、良い知らせが入りません。
それでも、その間、未完の部分もどんどんと書きためていきました。

そんなある日、半年前に手書き原稿を送っていた出版社の前を、散歩の途中で偶然通りかかったので「原稿を引き上げよう」と、僕を建物の外に残して、ガールフレンド一人が編集者に会いに行きました。かなりの時間、待たされてから、ようやく彼女が戻ってくると、「信じられないかもしれないけど、ここの編集者が出版したいって!」という返事が。

こうして、ようやくマリンバ史上初の教則本が誕生するのです。

【教則本を出版してくれることになったIMD出版社の社長、コテル氏と。手にしているのがソレ。】

フランス語、英語、日本語の3ヶ国語出版で、1巻目が出てからすぐに間を明けずに、2巻目も出ました。

これらの2作品のおかげで、僕は当時、フランス財団賞を受賞するに至ったのです。(89年)

しかし、3巻目の出版がなかなかされず、日本に来日してから数年経って、ようやく執念の闘いで出版にこぎつけました。
3巻目には、世界的に有名な日本人マリンバソリストの安倍圭子先生の推薦の言葉も巻頭に掲載されています。

こうして、ようやく7年越しの一大プロジェクトは、無事に完成されたのでした。

この壮大なプロジェクトを通じて、本当に諦めなくて良かったと思ったことはたくさんあります。

まず、教則本を書く、という作業は体系的に教える、ということを徹底的に意識する作業ですので、脳にとっても相当の訓練になります。脳全体が「教則本を書く」行為でフォーマットをされていくのです。これは、実に貴重な経験でした。今日の僕が、どんな分野であれ体系的に物事を教えるという性質(クセ)が身についたのも、この仕事をこなしていることも大いに関係していると思います。
また、どんなに不利な情勢に陥っても、決して諦めずに最後まで完成させることで、結果としてそこから新たな評価や仕事につながっていったのも事実です。

マリンバ教則本にまつわる、かつてのお話です。

日本では「アカデミア・ミュージック」というところから求めることができます。
よかったら、ぜひ。在庫がない場合は、直接、お問い合わせしてみてください。

https://www.academia-music.com/

電話:03-3813-6751

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[Vol3]

マリンバソリストとして、数々の賞をいただくきっかけにもなりました。

これは「レジオンヴィオレット 音楽部門 金章」の受賞式。

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オススメのパン屋さん

お昼のバラエティー番組「ヒルナンデス」の水曜日の放送で、

僕のオススメのパン屋さんを紹介するという話で登場させてもらいました。

見たひともいるかな?

僕が大推薦したパン屋さんを、もう一度、こちらにも紹介をしておきます。

 

エスト・パニス』(田園調布)

時間:10:00〜なくなり次第

定休日:毎週水曜、第一第三木曜定休

住所:145-0071 東京都大田区田園調布2丁目23−4

TEL&FAX: 03-3721-5006

 

ここは、パン職人が作るのではなく、料理研究家の横森あき子さんの作るパンが並んでいます。

とても素敵なインテリアのお店に、所狭しと並んだパンは、りんご酵母で作られていて、噛めば噛むほど、おいしい!しかも、翌日も、翌々日もおいしい!(これが、本当においしいパンのポイントです。)

TVで紹介された僕のオススメは「ハーモニカ」というオリーブのパン。

 

ほかにも、パンドセーグルや、マロンのパンなど、おいしいものだらけで、行く度に困ってしまいます。

ここは、売り切れたらお店を閉めてしまうのですが、だいたい夕方にはもう早々に閉まっています。

田園調布は、パン屋さんがたくさんあるので、じつは激戦地区で、しかも、みな舌が肥えているので、基準が高い!その中で、ここは絶対にオススメです。

 

 

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