『ミリキタニの猫』のジミー・ミリキタニ氏、逝去

先日、ドキュメンタリー作品『ミリキタニの猫』の主人公、ジミー・ツトム・ミリキタニ氏が92歳で、NYにて亡くなりました。

ミリキタニ氏は、日系移民の画家です。戦前に渡米し、第2次世界大戦中は日本人収容所生活をさせられ、戦後自由になったものの、アメリカ政府の手違いで、長い間、パスポートを持てずに生活をしてきました。晩年は、路上生活をして絵を描いて暮していたところを、映像監督のリンダ・ハッテンドーフと出会い、彼の複雑な背景と、興味深いキャラクターを垣間見た監督とのやりとりから、自然な流れで、彼のドキュメンタリーが撮影されることになったのです。

それが『ミリキタニの猫』です。

この作品は、NYの「トライベッカ映画祭」(ドキュメンタリー専門の映画祭)で受賞、それをきっかけに、世界中の映画祭で賞を総なめにしていった物凄いドキュメンタリー作品です。

『ミリキタニの猫』 (公式サイト)

じつは、NY在住の友人マサが、そのドキュメンタリーのCoプロデューサーをしていたことがきっかけで、僕はこの作品を知ることができました。

911当日、崩れ落ちるツインタワーを背に、淡々と絵を描き続けて「Same old story…」とミリキタニ氏がつぶやく様は、過去に、筆舌に尽くしがたい経験を潜り抜けてきた人間の、静かな迫力があります。

どんな境遇に生きようとも、飄々として、動じることがないそのキャラクターは、本当に尊敬しますし、こういう凄い人物が、NYの路上で生活をして、絵を描いていた、という現実に、人生の不思議を感じます。晩年は、監督リンダの尽力で、生活する家を見つけ、パスポートも手にすることができ、そして、社会保障の保護を受けて生活していたそうです。

氏が来日した際に、いっしょに撮った記念の一枚です。

 

 

友人のマサと。

ミリキタニ氏の作品のひとつ。「白龍」

 

ご冥福をお祈りいたします。

 

 

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武当山、600年祭

武当山に住む友人から、山の600年を祝うお祭りの

写真がさっき届きました!

武当山は、もともと明の永楽帝が開山した道教の聖山です。

現場にいれなかったのが残念ですが、少しでも雰囲気を

みなさんにも味わって頂くために、写真を載っけておきます。

この日のために、中国全土から、道士が一同に介したようです。

武当山の麓の村の様子も写っていますよ。

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福井での忘れられない体験

※お知らせ

11月2日に予定をしていましたライブパフォーマンスにつきまして、

主催者側の方向性の変更が生じ、賛同できかねるものとなりました為、

ステージを降板させて頂きました。何卒、ご了承くださいませ。

 D-Project経由でチケットを購入されました方で、払い戻しを

ご希望の方は、チケットと交換で払い戻しに応じますので、

どうぞ、お申し付けください。

先週、フランスから戻ってからすぐの週末は、
福井県に出張に行ってきました。

今回は、経営者向けにデュボワ・メソッドのセミナーを
開催することと、世界的なマリンバ・メーカーの「こおろぎ社」
を訪れることが主な目的でした。

マリンバの「こおろぎ社」は、僕がフランスにいる頃から
すでに世界的に有名なブランドで、もちろん、欧州にも
輸入されて愛用者がたくさんいます。

 http://www.korogi.co.jp/

大手のヤマハ楽器よりも、こおろぎ社の方がシェアが多いことが
このブランドの誇りです。

僕個人も、こおろぎのマリンバが好みです。

音のクオリティーを徹底的に追求したモノ作りの姿勢、
あちこちで仕事をする演奏家の輸送の手間を考えた軽量化、
輸送と演奏に耐えるられる強度、そして何よりも妥当な価格。

これらを、コツコツと実現し、実績を積み上げて、
「こおろぎ社」は世界中のマリンバ奏者たちのハートを
掴んできたののですが、その工房にお邪魔するとなっては、
僕もワクワクしないわけがない!

今回、福井にお邪魔するきっかけをくれたのは、
坂井青年会議所のメンバーのみなさんです。
(公益社団法人日本青年会議所の福井県坂井市支部。)

福井の若い経営者を元気にしたい!ということで
デュボワ・メソッドセミナーの開催依頼があったからです。

今回のテーマは、
「不可能を可能にする方法〜デュボワ・メソッドの発想論・行動論」
でした。

若くて、気概があって、地方経済と人を盛り上げようと
日々一生懸命な経営者たちに、少しでもデュボワ・メソッドの考えが
役に立てば、という思いで、今回は開催させてもらいました。

大都市と違い、地方で仕事をする場合、特に事業家として活躍している
と、コミュニティーの全員があなたの顔を知っているので、
匿名で仕事ができません。

全方位的に「見られている」中で仕事をしていくのです。

そういった環境のせいもあるのでしょうか、みなさん、本当に
気持ちがいいくらいに爽やかで気概がある経営者ばかりで、
頭と体の動きが、俊敏!

おかげさまで、セミナーは大成功でした。

みなさんの積極的なリアクションと、面白い返しのおかげで
講師役の僕も、ものすごく楽しかったです。

今よりも、もっと良い方向に物事が向かうように
視点をさらに柔軟にし、行動の仕方にも新たな質が加われば
きっと世界で活躍し続けられる経営者になられます。

また、ぜひ、お会いしたいみなさんです。

↑ セミナー終了後の、熱心に質問攻めに。

そして、翌日の30日(日)。
台風が近づきつつある中、「こおろぎ社」の工房に行ってみたい、
という長年の希望が叶うときが来ました。

山間にある工房は、じつに静かなところで、マリンバの素材になる
木材がところ狭しと積まれ、乾燥用の倉庫に寝かされていたり、
あるいは、大きな「乾燥機」のようなものに入れられていたり。

社長の案内で、工場内をくまなく、すべての工程を拝見することが
できました。

工場の中は、予想もしていない光景が展開されていました。

ものすごく自動化されているのです。

しかも、人間の手でやらなくてもいい行程、
人間の手でやるとかえって狂ってしまう行程、
人間の手でやると労力が無駄になる行程、など
ありとあらゆる行程を細かくチェックしていって、
人間がやらなくてはいけないところと、ロボットが
やってくれるところがとても明快に分かれていて、
すべてがバランスよく回っているのです。

一度、機械を回してしまえば、その間、人間は手があく時も
ありますので、そういう時は新たに浮かんだアイデアを
形にして、創作をしている職人もいます。

これは、おもしろい!

そうやって上手な住み分けができているおかげで、
マリンバの製造コストが控えられるのです。

社長の手腕です。

ロボットの数もすごかったですね。
工場を案内してくれた斎藤社長にその数を聞きそびれましたが、
専門的なことをしてくれる、「こおろぎ社」にしかない
ロボットもたくさんありました。

聞くと、機械を設計して、プログラミングもしてくれる専門家が
ひとり「こおろぎ社」のためだけに仕事をしてくれているそうです。

また、木を切り出す職人も、今まで何十人と見てきたけれど、
本当にいい仕事ができるのは、たったひとり、社長の弟さんの
専務だそうです。

いやはや。

↑ 音盤の音程調整の工程を見せてもらっているところ。

様々なところを叩いていって、どこをどう叩いても、

きちんと求められた音が出るように、細心の注意でチェックしながら削っていく。

社長の父上の代からはじまった会社で、その長年の経験の積みかさねで、
様々な才能を持った職人、技術者、そして経営者が
一同に介した「才能の集団」が、まさに「こおろぎ社」なのだな、
と実感しました。

マリンバ製造のすべての工程を拝見した最後、試奏用のすてきな
マリンバが工場の広いスペースにどーんと置いてあったので、
僕も弾かせてもらいました。

正直言うと、それまでいろいろな工程を見まわっていたので、
みんなかなり疲れてきていて(しかもお昼ごはん抜き)、
明らかに疲労が顔に浮かんでいたのですが(笑)、
マリンバの音を聴き始めたとたん、みんなから疲労の色がさーっと
消えて、ものすごい笑顔に。

その中でも一番印象的だったのは、社長の笑顔です。

音楽の魔法、ここにありです。

職人は、「きっとこういう音で鳴るのがベストだ」というものを
木材から引き出すために、何年という時間をかけてマリンバを
創り上げていきます。
(自然乾燥だけで5年です!)

しかし、いくら職人が徹底的に仕事をしてくれても、
実際に「その音」を引き出すのは、最終的な演奏家の腕にかかっています。

僕の音が斎藤社長の心に届いたかどうかは・・・
まあ、写真を見てください(笑)

社長の前で、演奏できて、僕も本当に楽しかったです。

福井での2日間は、じつに、濃くていい時間でした。

帰りの新幹線は、台風のために、何度も立ち往生して、予定よりも
大幅に遅れて深夜に帰宅しましたが・・・・(笑)

また、それは別の話です。

それでは、みなさん、よい連休を。

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