一見、無謀に見えるチャレンジを実現するには:その二


※11月1日から来年2月4日まで、
中国の武当山にこもって
内家拳の修行をしています。

滞在中は、メールを読めないので、メールのかわりに
よかったらお手紙をください。
住所を書いておきます。
(ただし、返信はできませんので、ご了承ください。)

Attention: Francois Du Bois

The Academy of Wudang Taoist Wushu Arts,

Zi Xiao Palace, Wudang Mountain,

Shi Yan City, Hu Bei Province,

China 442714

東京での今の仕事の量や、内容、責任の重さ、などを考えて、
この3ヶ月の修行計画を実行するには、とても慎重でした。
個人向けデュボワ・メソッド・スクールの運営、法人の研修、
企画中の本のことで編集者とのやりとりなど
穴を開けてはいけない仕事があまりにも多すぎるからです。

だからこそ、突発的なことをしては、信頼を揺るがしかねません。

だいたいどんな場合でもそうですが、この武当山の企画も
はじめは本当にぼんやりとしたまったく秩序だっていないアイデアだけで、
周囲のごく近い人にしか話をしていませんでした。

例えるならば、小さな苗木のようなもので、
まだ小さいうちに思わず踏んづけてしまわないよう
慎重に育てていかなくてはいけない。
でも、それがのちに大きな楢の木になるかもしれませんよね。

東京の武術の師匠である相良先生にも、今回の武当山行きについての
承諾を得ました。
いつも仕事を手伝ってくれている人が、運良く中国に旅行に行く、
と言う話をしてきたので、旅程を変えてもらって武当山に武術学校を
下見してくれないか、と頼んだのです。
向こうには武術学校がいくつかあり、その中で自分にとって
ベストなところを選んでもらえるように依頼しました。

彼女の中国からの帰国後、相良先生立会いのもと、実際に訪れた4つの
武術学校の資料と写真を見せてもらいました。

相良先生は、生徒さんの表情を見て、
いま私が通っている学校を迷うことなく選びました。
協力してくれた人も、まったく同じフィーリングでした。

ここでも、身近な人の意見を聞き入れています。

実際、この武術学校が武当山で一番古く、内家拳の学校としてもっとも優秀で
山を代表しているくらいなのですが、この時の決断はネームバリューや肩書きではなく、
エネルギーや感性でされました。

この頃から、相良先生と個別稽古を始めるようになりました。
向こうに着いたときに、恥ずかしい思いをしないように
もっとレベルを引き上げておこうと決心したからです。

わたしの元教え子の一人に中国人がいるので、彼女に依頼して
学校との事務的なやりとりをしてもらい、わたしの滞在予定や
相良先生からの推薦状などを送ってもらったりしました。
今年の1月はじめには、「お待ちしております」という旨の返事が来ました。

このタイミングで、講談社の『日本人には教えなかった外国人トップのすごい仕事術』
を一緒に出した編集者に今回の件を話したところ、びっくりされてしまいました。

と言うのも、デュボワ・メソッドが有名になりつつあり、
本来なら、今こそ日本に留まっていろいろと仕事を積極的に広げて
いかなくてはいけない大事な時期を生きている、そんな真っ最中に
なぜあえて日本を3ヶ月も離れる、などといううリスクを取るのか?
肉体的、精神的な挑戦をする、その真意を深く知りたい、
ということで、大いなる興味を持って話を聞いてくれたのです。

そこで、「これを本にされるおつもりはないですか?」と。
「日本のサラリーマンにとって、デュボワさんがチャレンジされようとしていることに
なにかの大事なヒントが隠されているような気がするんです。
普通の発想では出来ないことをしようとしている。
でも実はそこに普遍的な意味があると思います。」と。
わたしの経験のエッセンスの部分を、ビジネス書にしようという話になりました。
「僕が企画書、書きます。」

だいたいのやり取りはこんな感じでした。

企画も無事通り、この本は来年の春以降に出版予定です。

わたしも、この展開には驚きました。
まさか、こういう形でこの話が本になるとは、しかも
ビジネス書になるとは。

こうして、少しずつ、物事が前に進んでいって、
一つ一つが収まるべき場所に収まり始めていきました。
そうすることで、周りの人たちも、段々とこの企画への信頼感を
増していき、9月の末ごろには、ほぼすべての物事が解決、
処理済になって、あとは旅の準備をして出発をするのみとなりました。

少しずつ外部のクライアントにも話をすることができるタイミングに来たので
話をしていきました。

突然に聞こえるかもしれない計画も、綿密に用意をしていって
ひとつひとつ、無理の出ないようにこなしていけば、かならず
実現可能なものになってくるのです。
そうでないと、ただの「不愉快な事件」として、自分にも周りにも
嫌な跡を残しかねませんね。

【デュボワ・メソッド・ブログは、毎週木曜日に更新です

中国からもひきつづきアップしますので、楽しみにしていてください。】

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