教職にあるということ

先生の仕事を長年しています。

まだ自分も音楽の学生だったにも関わらず、教師として後輩の指導に
あたりはじめたのが17歳の頃ですから、それからずっと何かの形で
教職を続けてきています。

音楽、キャリア教育、そして、武術の経験を通じて、あるいは
フランスを中心にした欧州、アメリカ、日本、中国での
居住経験と長年の観察を元にお話すると、世の中には、
だいたい2種類の教師がいると考えています。

ひとつは、自分の権利欲や支配欲のために教師をする人たち。
自分のファンを作り、彼らを拘束して、自分がいないとその人の自己が
存在しなくなるような強く決して性質が良いとは言えない影響力を
行使しているタイプ。

もうひとつは、教え子の成長を念頭に、とにかく彼らを育てるタイプ。

日本語には「かわいい子には旅をさせろ」という言葉がありますが、
まさにこのニュアンスと同じでしょう。

教育とは、究極のところは、自己研鑽の世界です。
教師はあくまでも「サポート」役であり、教え子本人の足腰が
しっかりしていなくては、成長できません。
本人の足腰代わりになることも、あるいは足腰を奪ってしまうことも
決してしてはいけません。

教師は、教え子の指導にあたりつつも、自己と向き合っているのだと
感じてます。

そして、その瞬間、教え子本人もまた自己と向き合っているのです。

そういう真剣な相関関係があって、師弟関係があるのではないかと感じています。

僕が指導をしている武当式太極拳・気功教室WIMAの教え子たちが、

本格的な中国の修行に出かけます。

ひとりは6週間。
もうひとりは2ヶ月。

向こうの師匠に、みっちり鍛えてもらいます。

彼らは、おそらく、飛躍的に伸びるでしょう。
僕の指導のもとを離れて、勝手が違う師匠のもとで
いろいろと戸惑いながら、様々な試練を乗り越えていくでしょう。

ただ稽古をするだけでなく、やる気がなくなったり、
怪我をしたり、師匠と衝突したり、ありとあらゆることがやってくるでしょう。

それらをとても楽しみにしています。

どんどん苦しい思いをして、大きく成長して戻ってくるときを
心から待ち遠しく思っています。

今の彼らには、私と言う師匠しかいません。
でも、中国で長期滞在して、稽古をつけてもらうことで
新たに中国の師匠ができるのです。

新しい師弟関係がはじまります。
それをとても期待しています。

新しい空気、新しい技、新しいものの見方、感じ方、新しい体の使い方、
新しい感性、など、ありとあらゆるものを身につけた彼らが
再び日本のWIMAに戻ってくるとき、きっと、周囲のみんなにも
とても大きくて、良い刺激を与えることと思います。

そうして、WIMAに新しい空気が混ざり、また、独自の「修行の場」が
出来ていくのでしょう。

旅に出す教え子たちがもたらすものは、絶大だと感じてます。

修行の成功を、心から祈っています。

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One thought on “教職にあるということ

  1. Hello Dubois-san,
    I have previously joined your session at Academy Hills and exchanged some e-mails with you.
    I am just interested in subject of your article, teaching and mentoring relationship so I read some books approaching from historical aspects.
    These two books are help of your thought.
    One is japanese book 「教えること、裏切られること」(山折哲雄、講談社現代新書), and another one is english “Lessons of Masters” by George Steiner.
    Regards,
    ——–
    INOUYE, Tohru

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