幸福について

先週、4日(土)に、行動経済学会のシンポジウムに、
パネリストとして参加してきました。

「3.11以降の豊かさと幸せについて」のタイトルで、
各分野の専門家が集まって、豊かな視点から話をすることが
できたことは、聞きにきてくださった方それぞれに
響くものがあったのではないかと思います。

パネリストは、香山リカ氏(精神科医)、筒井義郎氏(大阪大学大学院教授)、
内藤忍氏(マネックス・ユニバーシティー社長)、僕、
そして、司会進行役に、真壁昭夫氏(信州大学教授)というメンバーでした。

行動経済学の専門家は、筒井先生と真壁先生の両氏。
カンタンに説明すると、行動経済学とは、お金よりも生きがいを追求する人間の
生き方を経済学的観点から考察する、という、比較的新しい学問です。
というのも、もともと、経済学に登場する平均的な人間像は、
「より多くのお金を稼ぐ=幸福に近づく」という発想をすることと
設定されています。
しかし、それは戦後日本のGDPが伸び続けたにも関わらず、生活満足度は
横ばいであることが、伝統経済学の発想に限界があることを示しています。

香山氏は精神科医として、診察室からみた、いまの生き方の傾向について
感じたこと、気になっていること、などを話され、
「どんどん、成長しつづけなくちゃ、という脅迫めいた観念が
いまの人の中にある。だから、失敗してしまったときに、折れてしまう。」と。

内藤氏は、ご存知マネックス・ユニバーシティーの社長なので、
お金を直接扱うビジネスに関わる人ですが、やはり、お金の特性については
良くご存知です。
「じつは、幸福にお金は直接は関係ない。お金は、ただのツールでしかない。
例えば、一億円欲しい、という人が多いけど、それを使って何するの?
と聞くと、だいたい、みんなノープラン(笑)。それじゃ、いくらあっても
幸せとか豊かさは実感できない。だから、結局は生き方ですよね」と、
はっとするような話で場を盛り上げるのが、とても上手な方でした。

僕はというと、キャリア&ライフマネージメントの専門家として、
ふだんから言っていることを、やはりここでも話をさせてもらいました。

結局、いくら「幸せとは?」と、眉間にしわを寄せて高尚な話をしても、
基本的に、元気でないと幸せは実感しにくい、という大前提があることを
ぜひ忘れてはいけないのです。

そうでしょう?

調子が良いと、ちょっとしたうれしいことで、幸福感はたくさん生まれます。
調子が悪いと、ちょっとくらいの良いニュースでは、幸福感はあまり生まれません。

人間は単純にして、繊細な生き物です。

それを念頭において、きょうも、元気に生活しましょう。

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4 thoughts on “幸福について

  1. 講演会の簡略説明ありがとうございます。
    インド人哲学者の講演で、カルマの法則を説明する際に、銀行預金システムをそのまま則ってカルマの解消システムを説明されていました。貯金を増やす=カルマを解消する。というように物理的で明晰な例え方は理解が深く、また計画の細分化や使い方、使い道についても細かく哲学を金利や利子等に数学的に解説されます。
    さすが0を発見した国民性の深い歴史の中での生き様と、原始的貧困とは裏腹にITや抗生物質の進化など、多方面で幸せの追求を忘れる事のない精神の健全さ、その無理をしない優しい生き方は今の日本は特に学ぶことがありそうです。

  2. xxxさん→
    震災当日は中国にいましたが、その後、日本の飛んで帰ってきて、生徒さんのサポートをしていました。

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